競馬初心者が知っておきたいオッズの仕組み

競馬のオッズはどのように決まるんでしょうか？

なんで上がったり下がったりするのでしょうか？

競馬を始めると、このような疑問が出てくると思います。

この記事では「オッズとは何か？」を競馬初心者にもわかりやすく解説していきます。

オッズとは？

競馬見ていると、次のような単勝オッズを見ると思います。

オッズは基本的に、どの馬券も同じ仕組みなのでわかりやすいように単勝に絞って説明していきます。

オッズとは、馬券を勝った人が「勝つだろうと予想した馬の順番」です。

「この馬が勝つだろう」と予想した人が多ければ多いほど、単勝オッズは低くなります。

上の画像でいくと、

の順で、「この馬が勝つだろう」と予測した人が多いということになります。

そして、実際に勝った馬に賭けた金額×倍率が払い戻し金額になります。

コントレイルが勝った場合は賭けた金額×１.７倍

グランアレグリアが勝った場合は賭けた金額×３.０倍

ハッピーグリンが勝った場合は賭けた金額×１９４.１倍

競馬のオッズが示すのは、その馬のそのレースにおける人気度です。

つまり、人気があるほどオッズが低くなり(倍率が下がり)、人気がないほどオッズが高くなります(倍率が上がります)。

上記のレースの場合は、一番人気のコントレイルが一番オッズが低く、１３番人気のハッピーグリンが一番オッズが高いと表現します。

１頭に人気が集中すると、単勝オッズが１.０倍ということもあり得ます。

オッズの計算上、実際は０.９９以下であったとしても、法律上１.０以上にすると決まっています。

１００円保障という制度で、的中時には元本が保証されます。

計算上オッズが０.９９以下になる時

この馬が１着になるだろうと予測して実際に馬券を買った人が、８０％を超えた時

馬券を買った人がいればオッズのバランスが変化するので、毎秒毎分刻々と変化しています。

馬券の発売締め切りは、どこで買うかによって異なります。

詳細は、JRAで確認していただきたいのですが、オッズはレース発走１分前まで変わる場合があります。

しかし、ドンッと大量の買い(例えば１００万円単位)が入らない限り、レース直前に大きくオッズが高くなったり低くなったりすることはありません。

競馬初心者がよく混同しがちなのが、オッズが低ければ(人気のある馬)、「勝てるんじゃないか？」と誤解することです。

上記でも説明したように、オッズは競馬ファンが馬券を買ったことによる投票結果です。

いわば人気投票です。

間違えないようにしたいのは、「オッズが低い＝勝つ確率が高い」というわけではないこと。

人気俳優ランキングで１位であっても、演技が俳優陣の中で一番上手いかと言えば別の問題ですよね？

オッズは人気を表すものであって、実力や能力を正確に示すものではありません。

競馬新聞など、競馬の場合は近５走の結果が数字として出されます。

過去５走で好走している馬ほど、人気は集めやすいです。

常に上位にいる馬は勝つ確率が高いだろうと考えるのは当然のことで、それは人気にもあらわれます。

実際に人気上位馬(オッズの低い馬)ほど、勝つ確率が高いのは確かです。