競馬のルールで初心者が知っておきたい11の事とは?

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最近ふとしたことがきっかけで競馬に興味を持ち始めました。

競馬のルールや仕組みを勉強したいのですが、身近な人は競馬に詳しくないので教えてもらえません。

競馬のルールを教えて下さい!!

・競馬を始めたばかりで、競馬のことをもっと知りたい

・馬券を的中させたり

・競馬場に行って生でレースを見たい

そんなあなたに向けて、競馬をする上で知っておいた方がいい基本的な9つのルールを解説します。

どんなスポーツを観戦する時もルールを知っておいた方が、より楽しめます。

そして競馬のルールを理解することより大事なのが観戦する際のマナーです。

他のスポーツと違い、競馬には馬(動物)がいるため、対人+対馬(?)への配慮も大事になってきます。

競馬(公営ギャンブル)の仕組み

ますは、競馬の基本的な仕組みから。

競馬は公営ギャンブルで中央競馬地方競馬があります。

中央競馬は日本政府が資本金の全額を出資するJRA(日本中央競馬会)によって運営され、農林水産大臣が監督しています。

地方競馬は各地方自治体が運営しています。

※この記事では主に中央競馬について解説します。

他の公営ギャンブルとしては、競艇、競輪、オートレースの競技系、宝くじやtotoなどのくじ系に分類されます。

基本的なルールとしては、勝ち馬(馬券によっては3着まで)を当てるだけです

競馬はイギリスを発祥として、香港・ドバイ・韓国・メキシコなど世界各国で親しまれる人気の競技です。

JRAは国が出資しているということもあり、馬券収益の一部は国に入ります

JRAは国庫納付金を納めていて、私たちが100円の馬券を買えば10円が国に納付されるといった仕組みになっています。

つまり、馬券を買うということは、個人的な勝ち負けに関わらず、国の畜産振興や社会福祉に間接的に貢献するということでもあります

競馬のルールで初心者が知っておきたい11の事

競馬を楽しむためには、レースや馬券のルールもさることながら、1人の大人としてのマナーも知っておきたいものです

競馬場には多くの競馬ファンが集まります。

過去最多入場者数を記録した、ダービー当日(1990年5月27日)の東京競馬場には19万6517人が来場しました。

一人一人がマナーを守るからこそ、それぞれが気持ちよく競馬を楽しめるようにもなります。

中にはマナーの悪い競馬ファンも存在しますが、初心者のうちからルールを守った上で最大限楽しむということを覚えておきたいですね。

1.馬券が買えるのは20歳から

馬券を購入できるのは、お酒やタバコと同じで20歳からという決まりがあります。

20歳以上であれば学生でも馬券を買うことが出来ます

世間的には成人年齢を「18歳以上」とする動き(2022年4月1日の民法改正)が見られますが、競馬法の年齢制限が改正されない限り20歳未満は馬券を変えません。

テレビで競馬観戦するのはもちろん年齢関係なく自由ですし、競馬場には15歳未満なら無料で入れます。今は小さなお子様を連れたファミリー向けに遊具などが設置されている競馬場もありますからね。

2.競馬場は入場料が必要

競馬場に入場するには、通常200円の入場料が必要です。

16歳以上は入場料を払っては入ります。

競馬場入場料
・札幌競馬場
・函館競馬場
・福島競馬場
・新潟競馬場
・小倉競馬場
100円
・東京競馬場
・中山競馬場
・中京競馬場
・京都競馬場
・阪神競馬場
200円

年に数回「フリーパスの日」といって入場料無料で入れる期間もあるので、詳しくはJRAのホームページからチェックしてみて下さい。

ちなみに地方競馬場は、ほとんどが100円ですが一部200円になります。

3.競馬場に行く際の持ち込み禁止物

多くの人が集まる競馬場ですから、人への迷惑、デリケートな馬への配慮の観点から、持ち込み禁止にされているものがあります

・危険物(火気類、ビン類、缶類等)

・ペット(盲導犬、聴導犬を除く)

・車輪のついた器具、乗り物(車いす、ベビーカーを除く)

・テント、パラソル、大型のテーブル

・騒音を発生させる器具(ホイッスル、楽器、拡声器等)

・投げること、飛ばすことを目的とした器具(ボール、風船、フリスビー等)

※競馬場の入り口で手荷物検査が行われることもあります。

競馬場は広く緑も豊かで開放的な場所なので、レジャー感覚で楽しめるのも一つの魅力です。

だからこそ、節度ある行動を心がけましょう。

飲み物・食べ物は、場内のに設置された自販機や売店で買えますし、移動販売車などのグルメイベントも開催されていることもあります。

4.競馬場での観戦中の禁止事項

競馬運営者は、レースの公正確保を最重要業務としています。

馬券を買う側も、レースが公平に行われているという前提で無ければ、とてもじゃないですがお金をかけて馬券を買うことは出来ません。

運営者側は、レース終了後の理化学検査、騎手の前検量や後検量、レース中のパトロールタワーからの監視、禁止薬物使用の有無など、いかに公正にレースが行われるかに重きを置いています。

ですので競馬を見る側もレースが公正に行われるように、馬を刺激して興奮させたり、レースを遅延させることのないようマナーを守ることが大切です

観戦中に禁止されていること

・コースやパドックにものを投げ入れる行為および全てのエリアでものを投げ上げる行為

・踏み台・脚立に昇っての観戦

・みだりに騒音を出す行為

・出走馬および関係者への威嚇、誹謗中傷その他迷惑を及ぼす行為

・認められた場所以外への横断幕・垂幕・旗等の設置

写真・映像撮影時の禁止事項

・馬に対するフラッシュを使用した撮影

・三脚など自立する器具を使っての撮影

・踏み台・脚立に昇っての撮影

・営利目的での撮影

・他のお客様のご迷惑となる撮影

・構内映像等をインターネットその他メディアを使ってのライブ配信

・第三者の肖像権や著作権を侵害するおそれのある行為

その他に気をつけたいこととして、必要以上に観戦席、観戦エリアを占拠するような行為です。

5.競馬の開催日

JRA主催の中央競馬は毎週土日に開催されています。

祝日の月曜日や年末年始に変則的に開催されることもありますが、基本は土日開催です。

毎週土日に全国10か所の競馬場のうち、2~3場のどこかで開催されています。

1日12レース行われ、第1レースの始まりが10時前後で最終12レースが16時半ごろまでやっています。

GⅠジーワンレースなどのメインレースが11レースになり、15時半~15時45分に発走します。

6.競馬のレースの種類

中央競馬には、平地と障害といった2つのレースがあります。

ほとんどの開催で、1日12レースのうち1~2レースが障害レースになります。

陸上競技のように、トラックを走って着順を競うレースと、ハードルを飛び越えながら着順を競うレースがあると思ってもらえば大丈夫です。

そして、芝の上を走るのか・ダート(砂)の上を走るのかの2種類があります。

北海道では、馬が騎手の乗ったソリを引っ張る「ばんえい競馬」もあります。

7.馬券を買う方法は3つ

馬券は、以下の3つの場所で買うことが出来ます。

・競馬場

・ウインズ

・インターネットや電話投票

8.馬券の種類は全10種類

馬券は全部で10種類発売されています。

1頭を当てる馬券、2頭を当てる馬券、3頭の組み合わせを当てる馬券、指定された5レースの1着馬を当てる馬券など、自分好みの馬券が見つかるんではないでしょうか。

9.払い戻し金額は掛け金とオッズ次第

競馬の払い戻し金額は、そのレースにおける馬券の総売り上げから主催者(JRA)の売り上げを差し引いた後の金額を馬券的中者で配分する仕組みになっています

よって、他の馬券購入者と自分の購入馬券が同じになるほど、オッズは下がります。

単勝(1着を当てる馬券)を例にすると、100中99人が勝つと予想した馬の馬券を買うより、100人中1人しか予想しない馬の馬券を買った方が当たった時、配当を独り占めできるため、オッズが高くなります。

仮に同じ3.0倍のオッズでも掛け金が多くなれば、払い戻しも当然多くなります。

掛け金(的中馬券購入額)1,000円×3=3,000円

掛け金(的中馬券購入額)10,000円×3=30,000円

10.出走する馬の数によって売られる馬券が変わる

出走頭数の少ない時に限り、発売されない馬券もあります

実際、1レースに2、3頭しか出走しないということはほぼありませんが、7頭以下でレースが行われることがたまにあります。

そういう時に当たったと思ったら「アレ?」となってしまわないように注意が必要です。

1つ例を挙げれば、出走頭数が7頭の時、7番の複勝を勝っていたとします。

なんとか3着に粘り込んで「ふ~…助かった~」と思っていると、7頭以下の時には2着までが的中になるというようなケースです。

出走頭数単勝複勝枠連馬連馬単ワイド三連複三連単
2頭×××××××
3頭×××××
4頭××
5~7頭〇(2着まで)×
8頭〇(3着まで)×
9頭以上〇(3着まで)

発売されていなければ当然馬券を買うことも出来ないので、金額的に損することはありません。

やはり気をつけたいのは、5~7頭の複勝が2着までしか的中にならないことです。

11.的中馬券の払い戻し期限は60日間

即PATなどのネット投票だと、的中すれば自動的に払い戻されます。

しかし、競馬場やウインズなどで馬券を買って的中した場合、馬券を購入した時と同じようにもう一度自分で自動発売機まで行き、払い戻さないといけません。

何レースも買うから、都度払い戻すのが面倒で最後にまとめて払い戻そうと思っていた時に、うっかりそのまま帰ってしまうということもあり得ます。

そうした時でも、60日以内であれば払い戻しが出来ます

こういったことが無いのが、スマホで馬券を買える「即PAT」のいいところです。

まとめ

長くなりましたので、最後に当記事をまとめます。

競馬のルールで初心者が知っておきたい11の事とは?
  1. 馬券が買えるのは20歳から
  2. 競馬場は入場料(200円)が必要
  3. 競馬場に行く際は持ち込み禁止物がある
  4. 競馬場での観戦マナーや観戦中の禁止事項がある
  5. 競馬の開催日は基本毎週土日
  6. 競馬のレースの種類には、平地と障害、芝とダート(砂)がある
  7. 馬券を買う方法は競馬場、ウインズ、電話・インターネット投票の3つ
  8. 馬券の種類は全10種類
  9. 払い戻し金額は掛け金とオッズ次第
  10. 出走する馬の数によって売られる馬券が変わる
  11. 的中馬券の払い戻し期限は60日間

では、楽しい競馬ライフを。

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