馬券の買い方でマルチ・フォーメーションの意味や違いがわかりません。
競馬を始めて馬券を買っていると、このような疑問が出てきます。
この記事では、フォーメーションとマルチの違いについて解説していきます。
「ボックス」と「流し」については、『【馬券の買い方】ボックスと流しの違いを解説』をご覧ください。
【馬券の買い方】フォーメーションとマルチの違い
フォーメーションとマルチの違いについて、まずはそれぞれの馬券の特徴を理解しましょう。
フォーメーションとは?
1頭目、2頭目、3頭目(三連複・三連単の場合)とそれぞれ選択し、その組み合わせを同一金額で購入する馬券です。
画像を見てわかる通り、フォーメーションで買える馬券は、
・枠連
・馬連
・馬単
・三連複
・三連単
の5種類です。
三連複や三連単で使われることが多いフォーメーションという買い方。
具体的に、三連複と三連単でフォーメーションを買った場合を例に解説していきます。
フォーメーションの基本的な考え方としては、1頭目に選んだ馬の中から1頭、2頭目に選んだ馬の中から1頭、3頭目に選んだ馬の中から1頭が馬券圏内に入れば的中です。
三連複で買った場合
1頭目:①②③
2頭目:①②③
3頭目:①~⑦
上記の画像の赤枠部分はボックス買いと同じです。
三連複の場合、着順は関係ないので、
1頭目:①②③・・・1~3着
2頭目:①②③・・・1~3着
3頭目:①~⑦・・・1~3着
それぞれ〇頭目で選んだグループの中から1頭ずつが馬券圏内に入れば的中となります。
しかし、結果が①ー⑤ー⑦のようになった場合、3頭目に選んだ馬が2頭馬券に絡んでも不的中になります。
今回の場合だと、①②③の中から2頭が3着までに入り、他の⑦までの馬の中で1頭が3着までに入るというのが馬券的中の条件になります。
三連単で買った場合
1着:①②③
2着:①②③
3着:①~⑦
三連複の場合と同じく、赤枠部分はボックスで買った場合と同じ意味になります。
三連単の場合は着順指定なので3着に選んだ④~⑦の馬が1着や2着に飛び込んできた場合は、不的中となります。
マルチとは?
マルチとは、「馬単流し」と「三連単流し」で買った時に軸に選んだ馬と相手に選んだ馬の着順を入れ替えた馬券も同時に買う馬券です。
マルチだと、買い目が馬単流しの場合2倍、三連単1頭軸流しだと3倍、三連単2頭軸流しだと6倍に増えます。
馬単流しと馬単マルチで買った場合の違い
仮に①を軸(1着固定)に②~⑦までの流しを買った場合、
軸(1着):①
相手(2着):②③④⑤⑥⑦
6通りですが、マルチにした場合着順が入れ替わった方の馬券も買うという事なので買い目は12通りに増えます。
その結果①→②でも、②→①のどちらでも的中となります。
マルチではなく流しで買った場合は、1着が①で2着が②~⑦の馬じゃないと的中とはなりません。
三連単1頭軸流しと三連単1頭軸マルチの違い
馬単と同じく①を軸(1着固定)に②~⑦までの流しを買った場合、
軸:①
相手:②③④⑤⑥⑦
上の表を見ると買い目は30通りになります。
マルチにした場合は、①が1着でも2着でも3着でもOKなので買い目は3倍の90通りになります。
三連単1頭軸流しの場合は、
1着→①
2・3着→②~⑦の中で2頭
でないと的中にはなりませんが、マルチにすることで
1~3着→①
1~3着→②~⑦の中で2頭
と、的中の範囲が広がります。
まとめ
フォーメーションとマルチの違いについてまとめます。
【フォーメーション】
1頭目に選んだ馬の中から1頭、2頭目に選んだ馬の中から1頭、3頭目に選んだ馬の中から1頭が馬券圏内に入れば的中。
三連単の場合は、それぞれ指定した着順である必要がある。
【マルチ】
着順が入れ替わった場合の馬券も買うので、馬単だと買い目が2倍、三連単1頭軸だと3倍、三連単2頭軸だと6倍に増える。
その分カバーできる範囲が広がる。
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