
馬券の買い方でボックス・流しは、どういう買い方なのか教えて下さい。
競馬初心者の頃は、馬券の買い方一つとってもボックス・流し・マルチ・フォーメーションといろいろあるため、意味がわからないことがあります。
そこでこの記事では、「ボックス」と「流し」についてそれぞれの違いを解説していきます。
ボックスとは?
ボックスとは、選んだ馬の組み合わせを全て買う馬券です。
組み合わせを全て買うので、そのレースにおいて強い馬が3~4頭いて、その馬たちが上位を独占しそう、でも順番を決めるのが難しいといった場合に最適な馬券です。
ボックス買いの対象になる馬券は、
・枠連
・馬連
・馬単
・ワイド
・三連複
・三連単
の6種類です。

このレースで1,2,3,4番のボックス馬券を買ったと仮定してみましょう。
1-2、1-3、1-4、2-3、2-4、3-4
1→2、1→3、1→4、2→1、2→3、2→4、
3→1、3→2、3→4、4→1、4→2、4→3
1-2-3、1-2-4、1-3-4、2-3-4
1→2→3、1→2→4、1→3→2、1→3→4、1→4→2、1→4→3、
2→1→3、2→1→4、2→3→1、2→3→4、3→1→2、3→2→1、、、、、
ちなみに、ボックスというと上記のように一塊をイメージしがちですが、1、5、12のようにバラバラで選んで3頭ボックスにしたり、5頭ボックスにしたりできます。
何頭選べば馬券の組み合わせが何通りになるかは、マークカード点数早見表がありますので参考にどうぞ。
流しとは?
流しとは、「軸」になる馬を1頭(もしくは2頭)と「相手」に選択した馬の組み合わせ買う馬券です。
軸を決めて買うので、そのレースにおいて強い馬が1頭(もしくは2頭)いて、その馬が2着(もしくは3着)以内には来るだろうと思った場合に最適な馬券です。
流し買いの対象になる馬券も、
・枠連
・馬連
・馬単
・ワイド
・三連複
・三連単
の6種類です。

このレースで1番を軸にして、3,12,16番の流し馬券を買ったと仮定してみましょう。
1-3、1-12、1-16
軸馬(この場合は1番)が2着以内、相手に選んだ3頭中1頭も2着までに入れば的中です。
1→3、1→12、1→16
馬単は2着流しも出来ます。
その場合、3→1、12→1、16→1の3通りになります。
1-3-12、1-3-16、1-12ー16
軸馬(この場合は1番)が3着以内、相手に選んだ3頭中2頭も3着までに入れば的中です。
1→3→12、1→12→3、1→16→3、1→3→16、1→12→16、1→16→12
1頭軸の場合は、軸馬(この場合は1番)が1着、相手に選んだ3頭中2頭が3着までに入れば的中です。
2頭軸流しの場合

次は1番と12番の2頭を軸にして、3,16番の流し馬券を買ったと仮定してみましょう。
2頭軸流しは三連複と三連単のみ対象です。
2頭軸流しは、そのレースにおいて2頭の実力が突出している、でもあとの1頭は何頭か迷うという時に最適な馬券です。
1-3-12、1-12ー16
三連複2頭軸流しの組み合わせは、相手に選んだ馬の頭数と同じになります。
相手が5頭なら5通り、10頭なら10通りになります。
【1着馬を1番、2着馬を12番に設定した場合】
1→12→3、1→12→16
【1着馬を12番、2着馬を1番に設定した場合】
12→1→3、12→1→16
こちらは1着馬と2着馬をそれぞれ指定するので、馬券の買い方としては「フォーメーション」と呼ばれます。
3連単2頭軸マルチという買い方にしてしまうと相手が2頭でも12通りになり、最低でも1200円必要になります。
「1番と12番は実力が拮抗しているから、どちらかが1着でどちらかが2着だろう。3着も3番か16番のどちらかが来るだろう。」
このような時は、上記の【1着馬を1番、2着馬を12番に設定した場合】と【1着馬を12番、2着馬を1番に設定した場合】の計4通りを購入することで、購入点数を減らすことが出来ます。
【馬券の買い方】ボックスと流しの違いのまとめ
ここまで「ボックス」と「流し」、それぞれの馬券の違いについて解説してきました。
それぞれの馬券の買い方に適したレースがあります。
軸にするほど「コレ!」って馬はいないけど、上位に来そうな有力馬は絞れるレース
ボックス買いのデメリットは、点数が増えることです。
軸にする馬を決めやすいけど、相手が絞りにくいレース
流し買いのデメリットは、軸馬が指定した着順までに入らないと、全てがパーになることです。
フォーメーションとマルチの違いはコチラ
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