日本の競馬のG1レースの1着賞金の大きい順を賞金と共に教えてください。
中央競馬(JRA)で行われるG1レースは『こちらの記事』でも紹介しているように、平地24レース+障害2レースの計26レースあります。
この記事ではJRAのG1レースの賞金をランキング形式にして、賞金の大きい順に一覧にしました。
G1賞金一覧(賞金順にランキング)
順位 | レース名 | 賞金額 |
1 | ジャパンカップ | 3億円 |
有馬記念 | 3億円 | |
3 | 東京優駿(日本ダービー) | 2億円 |
4 | 天皇賞・春 | 1億5,000万円 |
天皇賞・秋 | 1億5,000万円 | |
宝塚記念 | 1億5,000万円 | |
7 | 大阪杯 | 1億2,000万円 |
菊花賞 | 1億2,000万円 | |
9 | 皐月賞 | 1億1,000万円 |
優駿牝馬(オークス) | 1億1,000万円 | |
高松宮記念 | 1億1,000万円 | |
安田記念 | 1億1,000万円 | |
スプリンターズステークス | 1億1,000万円 | |
マイルチャンピオンシップ | 1億1,000万円 | |
15 | 桜花賞 | 1億500万円 |
NHKマイルカップ | 1億500万円 | |
ヴィクトリアマイル | 1億500万円 | |
エリザベス女王杯 | 1億500万円 | |
19 | 秋華賞 | 1億円 |
チャンピオンズカップ | 1億円 | |
フェブラリーステークス | 1億円 | |
22 | 朝日杯フューチュリティステークス | 7,000万円 |
ホープフルステークス | 7,000万円 | |
24 | 中山グランドジャンプ | 6,600万円 |
中山大障害 | 6,600万円 | |
26 | 阪神ジュベナイルフィリーズ | 6,500万円 |
こうやって見てみると、2歳のG1より3歳のG1、3歳のG1より4歳以上のG1、牝馬限定より牡馬混合のレースの方が1着賞金が高くなっているのがわかります。
しかし、例外なのがダービー。
やはり競馬関係者にとってもダービーは特別なのでしょう。
↓1~12月の月別にG1レースがわかる↓
G1の賞金は何着までもらえるの?
G1に限らず、競馬の全レースの賞金の基本的な考え方は次の通りです。
本賞金 | 1~5着まで |
出走奨励金 | 6~8着まで(重賞&平地オープンは6~10着まで) |
特別出走手当 | 全馬 |
1着賞金は前述したとおりです。
2~5着馬の本賞金は、1着の本賞金の40%・25%・15%・10%になっています。
G1レースの賞金額1位のジャパンカップと有馬記念の場合は、
1着・・・3億円
2着・・・1億2,000万円
3着・・・7,500万円
4着・・・4,500万円
5着・・・3,000万円
となります。
2着や3着でも他のレースの1着賞金を上回ってしまうという現象が起き得ます。
出走奨励金は、1着賞金に下記の表の比率をかけた額になります。
6着 | 7着 | 8着 | 9着 | 10着 | |
重賞 | 8% | 7% | 6% | 3% | 2% |
重賞以外の平地オープン競走 | 8% | 7% | 6% | 3% | 2% |
その他の競走 | 8% | 7% | 6% | ー | ー |
1着賞金3億円のG1レースの場合、
6着・・・2,400万円
7着・・・2,100万円
8着・・・1,800万円
9着・・・900万円
10着・・・600万円
つまり例え下位の着順だったとしても、10着以内に入ればそれなりの賞金を手にすることが出来るということです。
3歳以上のオープンの1着賞金は約2,400万、リステッド競走だと約2,600万円です。
G2のMAX賞金は札幌記念の7,000万です。
2着以下から40%(2,800万円)、25%(1,750万円)と大幅に下がっていくことを考えれば、G1に出て「あわよくば」を狙ってくる馬がいるのも納得できるんじゃないでしょうか。
G1の賞金の配分はどうなってる?
高額な賞金の配分って気になりますよね?
賞金の配分は以下の通りです。
馬主・・・80%
調教師・・・10%
騎手・・・5%
厩務員・・・5%
生産牧場は?
こう思ったあなたは感が鋭いです。
実は、生産者には賞金は分配されませんが、別で生産牧場賞と繁殖牝馬所有者として支払われるお金があります。
G1レースでノーザンファーム生産馬が上位を独占するのを見て、「ノーザンFの運動会」と揶揄されることもあります。
賞金体系を知ると、中小牧場の経営の厳しさも想像がつくのではないでしょうか。
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