無敗の三冠馬は過去に何頭?皐月賞→ダービー→菊花賞どこが難関?

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三冠馬とは、3歳馬のクラシック競争である、皐月賞・ダービー・菊花賞を全て制した馬に与えられる称号です。

これまで三冠馬になった馬は8頭いますが、無敗の三冠馬は過去に3頭だけです。

下記は『優先出走権【3歳G1のトライアルレース一覧】』の記事内でも紹介している過去の三冠馬一覧です。

達成順年度馬名備考達成時の成績
1941年(昭和16年)セントライトG1勝利はクラシックのみ12戦9勝
1964年(昭和39年)シンザン11戦8勝
1983年(昭和58年)ミスターシービー9戦7勝
1984年(昭和59年)シンボリルドルフ初の無敗の三冠馬8戦8勝
1994年(平成6年)ナリタブライアン13戦9勝
2005年(平成17年)ディープインパクト無敗の三冠馬(コントレイルの父)7戦7勝
2011年(平成23年)オルフェーヴル10戦6勝
2020年(令和2年)コントレイル世界初の父子2世代での無敗の三冠馬7戦7勝

競馬の長い歴史の中で、たった3頭だけなので、いかに無敗での三冠馬が貴重かわかります。

無敗の皐月賞馬のダービーでの成績

グレード制導入後の1984年以降、無敗の皐月賞馬は9頭います。

馬名ダービーの成績
1984年シンボリルドルフ1着
1985年ミホシンザン未出走(左前脚骨折のため)
1991年トウカイテイオー1着
1992年ミホノブルボン1着
2001年アグネスタキオン未出走(左前脚屈腱炎のため)
2005年ディープインパクト1着
2019年サートゥルナーリア4着
2020年コントレイル1着
2021年エフフォーリア???

2020年までの無敗の皐月賞馬8頭のうち2頭は、ケガのためダービーを断念せざるを得なかったのですが、6頭中5頭がダービーでも1着でゴールを駆け抜けています。

無敗の皐月賞馬がダービーに出走した場合の勝率は、驚異の83.3%です

無敗でダービーを制した馬(二冠馬)の菊花賞の成績

無敗で皐月賞・ダービーを制した馬は、上記の5頭しかいません。

馬名菊花賞の成績
1984年シンボリルドルフ1着
1991年トウカイテイオー未出走(左後脚骨折のため)
1992年ミホノブルボン2着
2005年ディープインパクト1着
2020年コントレイル1着

無敗の二冠馬のうち、トウカイテイオーはケガで出走が叶いませんでした。

出走した4頭中3頭が1着でゴールを駆け抜けています。

無敗の二冠馬が菊花賞に出走した場合の勝率は、75%です

1996年に無敗でダービーを制した馬にフサイチコンコルドがいます。

新馬(1着)→オープン(1着)の2戦2勝で迎えたダービーで見事1着(7番人気)になり、わずか3戦でダービー馬になりました。

フサイチコンコルドは菊花賞にも出走しましたが、惜しくも3着に敗れています。

無敗では無い二冠馬の菊花賞の成績

冒頭で、過去に三冠馬は8頭いるというお話をしました。

無敗ではないものの、皐月賞→ダービーとGⅠを制した二冠馬の中で、三冠馬になり損ねた馬がどれだけいるのかをピックアップしてみました。

こちらもグレード制導入後の1984年以降に限定すると、前述の無敗馬たちを除けば6頭います。

馬名菊花賞の成績
1994年ナリタブライアン1着
1997年サニーブライアン未出走(骨折のため)
2003年ネオユニヴァース3着
2006年メイショウサムソン4着
2011年オルフェーヴル1着
2015年ドゥラメンテ未出走(骨折のため)

無敗ではありませんが、皐月賞・ダービーを制した馬のうち、出走した4頭中2頭が1着でゴールを駆け抜けています。

無敗ではない二冠馬が菊花賞に出走した場合の勝率は、50%です

まとめ

ダービー・菊花賞ともにケガのため、出走できなかった馬がいることを考えれば、無事レースに出走できるだけでも凄いことなのかもしれません。

その上で、実力を発揮し、距離の違う3つのレース(2000m、2400m、3000m)で1着でゴールすることがいかに凄いことかがわかります。

無敗の皐月賞馬がダービーに出走した場合の勝率83.3%
無敗の二冠馬が菊花賞に出走した場合の勝率75%
無敗ではない二冠馬が菊花賞に出走した場合の勝率50%

無敗の二冠馬の方が三冠達成率が高いのが分かります。

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